北京オリンピックでの心配事

北京オリンピック開催は2008年8月8日です。なんだかまだまだだと思っていましたが、もうすぐですよね!

しかし、北京オリンピックには問題が噴出していました。私的にはなぜこんなに問題がある都市が、オリンピックを開催する土地として決定されたのかかなり疑問です。

政治問題とか、色々と薄汚いことが絡んでいるのでしょうね・・・。

しかし、開催される以上は選手たちにはのびのびとプレーしていただきたい!そして世界最高峰の競技で私たちを楽しませて欲しいものです。

だがしかし。
北京には、いや中国には問題が山積しています。聖火リレーの際に噴出したチベット問題。また、チベット以外にも少数民族における人権問題。

直接選手たちにつながる問題としては、大気汚染などの環境のことです。
マラソンの世界記録を持つ選手が、トラックのみに出場すると宣言したことは記憶に新しいですよね。

幸いにも男子バレーは屋内の開催ですから、大気汚染は屋外の競技ほどは問題にならないと思います。
しかし、まず食品と水の問題ですね。食品の安全性が冷凍餃子の問題から次々と明るみに出ています。

日本から食材を運び込んで、調理人も連れて行く・・・そんなわけにもいかないでしょうが、一定期間滞在するわけですからこれは心配です。

また衛生状態も問題だと思います。これは文化にも繋がることなので一概には言えないかもしれないですが、トイレが中国の場合事情が少し違うようです。

ドアがなかったり、紙もなかったり。
これについては中国側は選手村や大会施設については整備したとコメントしているので、大丈夫かとは思いますが。

後は国民のマナーの問題です。応援に対する悪質なブーイングや、会場の外に出てからの妨害行為など。
サッカーなどでもよく問題になりますよね。

心配は多々ありますが、男子バレーにとっては16年ぶりの出場である北京オリンピック。
競技以外のことでわずらわせられることなく、しっかり戦って欲しいと願う一ファンなのでした。

プレミアリーグ・大分三好ヴァイセアドラー

あまり聞き覚えがないチームかもしれませんね。かくいう私も実は・・・(汗)。そういう面ではこれからチーム力を上げて、知名度を高めることも必要なチームだと思われます。
「ヴァイセアドラー」はドイツ語だそうで、鷲という意味のようです。チームのロゴにも鷲が使われていますね。
他のチームが有力な企業のもとにあることに比べると、このチームは病院がもとになっていることもあってなかなか資金を選手確保に投入できないこともあるようです。
メジャー所だった旭化成スパーキッズが廃部になったことにより、男子バレー2006−2007Vプレミアリーグに昇格を果たしたことも記憶には新しいと思います。

今回の北京オリンピック最終予選で登録されている選手はいませんが、今年の全日本男子バレーメンバーにはリベロの井上裕介選手が登録されています。
リベロの中では最年少の選出メンバーになっているので、かなりの有望株ではないでしょうか。
北京オリンピックのメンバーに登録されることは難しいかもしれませんが、次のロンドンでの活躍は期待できるかもしれません。
どうしてもリベロは経験などがモノを言うところがありますからね。

男子バレーVプレミアリーグに昇格してからは、苦戦が続いています。今期のプレミアリーグでも勝利が一桁台です・・・。
差は歴然としていますが、旭化成から南克幸選手や増成一志選手をコーチ兼任のような形で迎え入れてチーム力の向上を図っています。
少しでも差を縮めてもらって、Vリーグを九州からも盛り上げてもらいたいものです。
またこのチームは9人制の時代に、サントリーの津曲選手が所属していたチームでもあります。

プレミアリーグ・NECブルーロケッツ

前回のプレミアリーグでは屈辱の入替戦となり、今回の男子バレー2007−2008Vプレミアリーグでは屈辱を晴らそうと臨んだリーグのはずでした。
しかし序盤はメンバーが固定できなくて、苦しい試合展開が続きました。
リーグの中盤からはメンバーが固定でき、また若手も台頭してきていい試合運びができてきたように思います。
が、上位チームとの差は縮まらず最終順位は昨年と同じく7位に終わりました。

今回の北京オリンピック最終予選で登録されている選手はミドルブロッカーの松本慶彦選手1人です。

このチームは若い選手が多く、また背が高い男子バレーの他のチームと比べると小柄な選手が多いように思われます。
それだけに、きちっとコンビバレーをきめないと付け込まれやすくなってしまいますね。

ルーキーが起用されてある程度の結果を残しているようなので、これを来期につなげていきたいところです。

そしてこのチームも故障者のために前半乗り切れなかったこともあるのですが、やはりこうやって書いてくるとチームに必要なことがわかりますね。
まず故障者をできるだけ出さないように、ケアなどをしっかりしていくこと。
そしてそのチームのカラーにあったバレーをしっかりやっていくこと。
守備から崩れることが多いこと。
ベテランと若手がうまくかみ合うこと。

これらがやはり勝つためには必要なようです。

松本選手以外にも、北京オリンピックの登録選手に選ばれるような選手が続々と出てきて欲しいものです。

プレミアリーグ・JTサンダーズ

私が以前住んでいた広島を本拠地としているチームです。そして、現在のチームのなかで一番古いチームでもあります。
その戦績はすばらしく、Vリーグ時代の準優勝や昨年の天皇杯でも優勝しています。
しかし、アンドロポフ監督が病気のために急遽帰国してしまったりして、チーム内が少しごたついてしまったようです。
このことが今回の男子バレー2007−2008Vプレミアリーグで6位に低迷してしまった原因の一つではなかったでしょうか。

今回の北京オリンピック最終予選で登録されている選手はリベロの酒井大祐選手1人でした。
しかし、やはりこのチームもお馴染みの選手を多く抱えています。
ウイングスパイカーの直弘龍治選手や、同じくウイングスパイカーの加藤陽一選手、ミドルブロッカーの尾上健司選手などです。

しかしJTの課題はやはり新旧交代のようです。
以前の全日本メンバーの主力だった選手が、まだ踏ん張っています。それ自体はいいのですが、なかなか若手の起用がうまくいかない様子ですね。
今期の男子バレー2007−2008Vプレミアリーグで引退した平野選手に代わって、内富選手が頑張ったことなど芽はでかかっているようですが、なかなか急には難しいですよね。

またこのチームはロシアやウクライナから外国人選手を起用することが多いのですが、初年度はなかなか選手とのコミュニケーションが図りにくかったようで、そこも破壊力に繋がらなかった要因かもしれません。
北京オリンピックでは誰か登録メンバーがでるでしょうか?

プレミアリーグ・豊田合成トレフェルサ

前回のプレミアリーグでは初の4強入りを決めましたが、今回は5位と惜しくもセミファイナル出場を逃しました。
それ以前では、V1リーグとの入れ替え戦を経験したり、降格したり、とかなり低迷した時代があったようです。

今回の北京オリンピック最終予選で登録されている選手はいませんでしたが、全日本男子バレーのメンバーとして常に選ばれている選手が多数いるチームです。
代表的な選手としては、今回の男子バレー2007−2008Vプレミアリーグでスパイク賞を受賞したミドルブロッカーの川浦博昭選手。
そしてブロック賞を受賞した北川祐介選手、セッターの島野俊一選手、ウイングスパイカーの甲斐祐之選手、盛重龍選手、とやはり名だたる面々がそろっています。

今回のプレミアリーグでの敗因は、やはり出遅れたことでしょうか。セッターの島野選手を初めとしてスタートで故障者が出たことが大きかったようです。
また外国人選手であるピッタール選手が開幕戦から調子が悪かったことも、チームのリズムが作りにくい要因になったことでしょう。

故障者をなるべく少なくして、波の少ない試合展開にしていくとまとまりのある強いチームになると思います。

やはりバレーはチームでの戦いですから、一人が調子を落とすことでリズムがでないことがある。
そんなことを考えさせられた今期だったのではないでしょうか。

個人的には甲斐選手を堺ブレイザーズの時から応援しているので、故障で顔が見られなかったことが前半は残念でした。
彼にはリーグ通してチームの顔であって欲しいと願っています。
そして願わくは、北京オリンピックのメンバーであってほしいとも願っています。

プレミアリーグ・堺ブレイザーズ

全日本男子バレーの監督である植田監督の出身チームでもあります。前身は新日鉄です。
大阪の堺市を拠点とし、熱い応援のチームでも知られています。
「ブレイザーズ」は「燃えるやつら」のような意味でもありますから、熱いチームであることがわかります。
また、植田監督の熱さ、から考えてもチームカラーになっているようです。

北京オリンピック最終予選で登録されている選手は、ウイングスパイカーの北島武選手、同じくウイングスパイカーの石島雄介選手、セッターの朝長孝介選手の3選手です。
ゴッツこと石島選手は北京オリンピック最終予選では、監督からもキーマンだったと言われたくらい活躍しましたよね。
また朝長選手は、初戦からのスターティングメンバーではありませんでしたが、宇佐美選手と交代したあとは全日本男子バレーのいいところを引き出すトスを上げ続けました。

常に前評判は高く、今回の男子バレー2007−2008Vプレミアリーグでもセミファイナルにすすんでいます。
しかしセミファイナルでは、他の3チームに全て負けてしまうという結果に終わってしまいました。
攻撃力はリーグでも1・2を争うほどで、うまくかみあうと爆発的な強さを発揮しますが、ミスがきっかけで崩れてしまうことも多いチームです。
エンダギ選手を中心とした攻撃力がピタリとはまったときは、本当に見ていておもしろいです。

余談ですが、堺ブレイザーズは通称は『堺BZ』と書くことが多いです。
公式HPでは、この『堺』を省略して『BZ』と書かれていることがあり、私はなんでアーティストの「B'Z」をここで応援しようと書いているのだろう?と悩んでしまいました(笑)。

プレミアリーグ・サントリーサンバーズ

Vプレミアリーグの大本命であるチームです。名称が変わる前のVリーグでは、第6回大会から前人未到の5連覇をなしとげています。
前回のプレミアリーグの覇者であり、男子バレー2007−2008Vプレミアリーグでは、リーグではダントツの1位であったのにまさかまさかのセミファイナルでのセット差での敗北。
しかし力は本当に安定しています。
以前いたジルソン選手に頼る、という得点パターンではなくセンターもうまくつかいつつ相手を翻弄していると思います。
またベテランと若手がうまく組み合わさっているチームだとも思います。

北京オリンピック最終予選で登録されている選手は、ミドルブロッカーの坂本雄一郎選手、同じくミドルブロッカーの山村宏太選手、ウイングスパイカーの荻野正二選手、同じくウイングスパイカーの越川優選手、リベロの津曲勝利選手。
全日本男子バレーでは最多の5選手が登録されているチームでもあります。
このことからも、チームの強さがわかりますよね。

北京オリンピック最終予選でも大黒柱であった荻野選手が、やはりキーマンとなっています。

今回のプレミアリーグでは、レオナルド選手を使いつつ、越川選手の強烈なサーブがあり、センターからは山村選手・坂本選手からの速攻などの多彩な技が見られるチームです。
しかし、全日本のメンバーが多いことから、メンバーが抜けるとその穴埋めや合流後のコミュニケーションに課題が残るのも強豪チームの定めなのでしょうか。

プレミアリーグ・東レアローズ

男子バレー2007−2008Vプレミアリーグで、パナソニックに惜しくも敗れて2年連続の準優勝となったのは東レアローズでした。
昨年はサントリーサンバーズに破れ、今年も優勝を逃してしまいました。
しかし、そこから見えるのは男子バレーの強豪チームであるということだと思います。

北京オリンピック最終予選で登録されている選手は、ミドルブロッカーの齋藤信治選手、同じくミドルブロッカーの富松崇彰選手、ウイングスパイカーの柴田恭平選手(スペインリーグへ)の3選手です。
今期のリーグでは、歯車がかみあったときとそうでないときの差が大きく、リーグ序盤はチームの状態が固まっていなかったように見えました。
そのため、かみあったときはパナソニックにも勝利できるのに、かみあわなかったときは格下のチームに取りこぼすというようなちぐはぐな戦いを展開していました。
しかし、徐々にチームが固まってきたのか、リーグ終盤にかけてしり上がりに調子をあげてきてセミファイナルへの出場をもぎとりました。

チームの印象としては、なんとなく地味・・・という感じですが地力はあります。
このチームを見ていると、やはりバレーは個人の力だけでは勝てないんだな、チームが一丸になることで勝てるんだな、ということを強く感じさせられます。

外国人選手に得点を頼りがちなので、もう1枚得点できる看板選手が欲しいところですね。

北京オリンピックでは、このようにチーム別にメンバーを見てみるのもいいかもしれませんよ(笑)。

プレミアリーグ・パナソニックパンサーズ

今回の北京オリンピック最終予選の直前である4月まで、男子バレーはプレミアリーグを戦っていました。
2007−2008Vプレミアリーグを制したのは、パナソニックパンサーズでした。
かつては名門であった松下電器(今のパナソニック)も、リーグ制覇から離れてなんと30年以上!古豪復活を果たしました。
では、パナソニックパンサーズとはどのようなチームなのでしょうか。

全日本男子バレーのメンバーになっているのは(登録選手も含む)、セッターの宇佐美大輔選手、同じくセッターの岩田正之選手、ウイングスパイカーの山本隆弘選手、同じくウイングスパイカーの谷村孝選手の4選手です。
北京オリンピック最終予選で、セッター宇佐美、山本のコンビが息があっていたのは、同じ所属で戦っているせいも大きいでしょうね。
今期のリーグでは、前半の貯金が大きかったと思います。後半は、外国人選手であるフェリペ選手が故障してしまい少し失速しました。
しかしフェリペ選手もセミファイナルには間に合ったようで、これも優勝の要因だったかもしれませんね。
山本選手はコンスタントな成績でチームを牽引し、見事優勝を果たしました。山本選手は最高殊勲選手にも輝きましたね。
また、リベロの永野選手がベストリベロ賞に今回初めて輝いたことも、攻撃だけでなくパナソニックが守備にも力を発揮できたことが伺えます。

長いリーグですから、コンスタントに勝利していくことが強いチームには求められます。

Vリーグ

サッカーにJリーグがあるように、バレーにもVリーグというものがあります。
そこで所属するチームの一員として戦っていくわけですね。そして今回のような北京オリンピック最終予選などの試合に選抜されていきます。
もちろんバレーファンには周知の事実ですし、プレミアリーグの決勝などはNHKで放送したりもしているので知っている人もいるかとは思います。
ですが、VリーグはJリーグほど有名でないことも事実でしょう。毎日の試合結果をスポーツニュースで流したりしているところは稀ですしね。

ですから、全日本男子バレーの選手も所属しているVリーグのことについて書いていきたいと思います。
まずVリーグには1部リーグ、2部リーグのようなものがやはりあります。サッカーで言うとJとJ1のようなものですね。
その名称は1部リーグは「プレミアリーグ」、2部リーグは「チャレンジリーグ」といいます。
この両リーグの間で、昇格したり降格したり、ということがおこるのもサッカーと同じです。

プレミアリーグについて説明すると、年をはさんでリーグ戦が行われます。
参加チームは8チームで、その試合数は28試合です。
そしてこのリーグの中で4強に残ると、「セミファイナル」に進むことになります。
セミファイナルもリーグ戦で戦われ、上位2チームが決勝戦を行うわけです。
そして決勝戦を制すると、その年の男子バレープレミアリーグの王者となるのですね。

ですから、リーグ戦ではまず4強に入るように戦うことが基本です。
リーグ1位でなくても、4位までに入ればどのチームにも優勝の可能性が出てくるわけですからね。

しかし、全日本で選抜された選手が多いチームは大変です。プレミアリーグを抜けて遠征にでたりすることもあるわけですから。
北京オリンピックの期間はどうなるんでしょうね?

身長とバレーボールの関係性

本当に今頃は男子バレーも女子バレーも背の高い選手が多いですよね!
北京オリンピックの最終予選でも、あの大きいと思っていた日本選手よりもさらに大きい選手がたくさんいました。
バスケットボールやバレーボールは、身長が高い選手が有利なスポーツであることは間違いありません。
背が高いことが理由で、学生時代に部活にスカウトされた人もいることでしょう。
では、生まれつき高いからふさわしいスポーツをしている、とだけ考えてもいいのでしょうか。

身長は、みなさんがご存知のとおり成長期によく伸びますよね。10歳くらいから女子は伸びますし、男子は中学生くらいが伸びるようです。
だから小学生では小さかった男子が中学生ではみるみるうちに・・・ということがよくおきるのですね。
身長は骨ではなく、軟骨が伸びることによって伸びていきます。
この軟骨は20代で固まってしまうので、ここで成長がとまってしまうことが多いのです。

バレーボールやバスケットボールは、身長を伸ばすのにふさわしい運動だといえると思います。
膝などに適度に刺激がかかるスポーツであるバレーボールを成長期にずっと続けることによって、身長を支えられるだけの筋肉も発達していきます。
1日のうちに身長は代わるのですが、眠ったあとは身長が一番高いです。
なぜならば、睡眠で横になることによって重力がかかりにくくなり、伸びるのです。
そして日中歩行を行うことによって縮むのですが、筋力がついていれば縮み幅も少なくなっていくわけですね。

男子バレーの山村選手は、高校時代にもぐぐっと身長が伸びたようですよ。身長を伸ばしたいならば、牛乳を飲むだけでなくバレーやバスケをして筋力をつけてみてはどうでしょうか?
北京オリンピックでは、身長にも注目して外国チームを見てもいいですよね。

バレーボールのルール2

1で基本的なルールは述べたので、いよいよわかりにくいところに入っていきます。
私がわかりにくいのは、ローテーションですね。なぜ入れ替わっていくのか。男子バレーの強い選手はずっとネット際にいればいいじゃないか!
いや、そうじゃないからきっと面白いのですよね。サーブレシーブが苦手でも、ローテーションになれば後ろでレシーブをやらざるをえないのですから。

ローテーションは時計回りに変わっていきます。ネットに向かって右後ろのポジションにつくとサーブをすることになります。
そして選手はサーブの間は、このポジションから動いてはいけません。

・・・これがローテーションなんですが、疑問がわきませんか?それでは、いつも後ろにいるリベロの選手も前にくるのか?ということです。
リベロはとても特殊な性格を持っています。
1セットに選手は交代できる回数が決まっているのですが、リベロはこの回数にしばられることなく交代することができます。
試合を見ていて、リベロはいつのまにか入っている、ということを思いますよね。
回数にはしばられないのですが、後衛の選手とのみ、交代できます。ベンチに出るときは、入るときに代わった選手としか交代することはできません。
そしてユニフォームも、他のプレーヤーと区別しないといけないために、違うものを着用することが定められています。
だから色が違うユニフォームをいつも身に着けていたのですね。
またリベロは当然守備的なポジションですから、サーブやアタックをすることは許されません。
ネットより高い位置にあるボールに触ることもできません。
トスも、セッターがあげているようなネットに近い前衛の部分からあげることはできないのです。後ろからトスをあげることはできますが。

このようにリベロはとても特殊性の高いポジションなのです。

北京オリンピック最終予選でも、男子バレーの津曲選手はこのような動きを見せていたはずです。
北京オリンピックの本番では、リベロに注目しましょう!

バレーボールのルール1

みなさんは、今回の北京オリンピック最終予選などのバレーの試合をテレビで見ていて、ルールがいまひとつわからないことはないですか?
なぜくるくると場所が変わるのか、なぜ1人だけユニフォームの違う選手がいるのか、などなど。
私がわかりにくかったところなど、簡単に説明していきたいと思います。

基本的なところはいいですよね?6人制では、6人ずつがネットをはさんで向かい合って・・・当たり前ですよね(笑)。
3打数までに相手のコートに打ち返していきます。そして得点が入ると、その得点を入れたチームにサーブ権が移ります。
25点を先取したチームが1セットを獲得したことになり、3セットを先にとったほうが勝ちとなります。
2セットずつ取り合った場合、第5セットは15点とったほうが勝利となります。
また、24−24や14−14になった場合はデュースとなり、そこから2点を先に取った方が勝ちとなります。

男子バレーの北京オリンピック最終予選では、イタリア戦がまさにこの第5セットまでもつれ込んだ試合でしたよね!
手に汗握らされました。
また、デュースが30点台まで続くと本当に緊迫した雰囲気に包まれます。

現在はサーブ権に関係なく、ラリー制でのポイントとなりますが、それ以前はサイドアウト制が主流でした。
サイドアウト制は、サーブ権があるほうのみがラリーで勝ったときにポイントがつく制度でした。
昔から男子バレーを見ている人は、このあたりで違和感があるかもしれませんね。私もその1人ですが(汗)。

バレーボールの歴史

現在、バレーボールを全くしたことがない大人はいないのではないでしょうか。それぐらい、学校などでも取り入れられているポピュラーなスポーツですよね。
スポーツとしてはめずらしく、誕生の年や年月日などもわかっています。
1895年にアメリカで誕生したのがバレーボールです。
今と同じように、当時のアメリカでもバスケットボールが球技としては主流でした。しかし、バスケットボールは激しいスポーツでありみんなができるものとは言いにくかったのです。
そこで、あまり動き回らずに誰でもできるものとして考え出されたのがバレーボールだったのです。
当初は「ミノネット」という名称だったようですね。

オリンピックの正式種目となったのは、1964年の東京オリンピックからです。この北京オリンピックが2008年開催ですから、なんだかとても最近のことですよね。
日本では9人制がポピュラーだったのですが、この正式種目となったときはすでに6人制でした。
なのでこのときから6人制が増えていくことになります。
しかし、今も9人制は根強く残っていますよ。ほら、みなさんの中にも経験があるのではないですか?
いわゆる「ママさんバレー」は9人制ですしね。

話がそれましたが、東京オリンピックでは「東洋の魔女」でおなじみの女子が金メダルをとりましたが男子バレーは銅メダルでした。
そこからオリンピック3大会に渡って日本はメダルを獲得してきましたが、現在は女子がロサンゼルスでとった銅メダルが最後となっています。

だから、北京オリンピックでは男子バレーに奮起していただきたいものです。がんばれ、ニッポン!!

相手チーム・ブルガリア編

このチームもアメリカと同じで、昨年の男子バレー世界ランキングでは7位だったのに今年は4位と上げてきています。
昨年のワールドカップでブラジル・ロシアに次いで3位になり、見事に北京オリンピックの出場を早々と決定しました。
あまり強いというイメージがなかったのですが、それは私があまり知らないからですかね・・・・(汗)。

60年代にはどうも強かったようですが、その後はかなり長い間男子バレーは低迷していたようです。
しかし自国での若手育成が実り、徐々に世界の強豪入りするようになりました。
2006年の世界選手権では銅メダルを獲得しています。

このチームの特徴は高さのようです。高さを生かしたスパイク、というような攻撃力が持ち味ですね。
イタリアのセリエAで活躍している選手もいて、ジャンプアップを図っています。
カジースキはヨーロッパで最優秀選手の栄冠も手にしている大エースとなっています。でも、これでも若手の成長株だということですから、全体としたらどんなにすごいチームなのでしょうか。

弱点と言えば、やはり若手が多いので、崩れてしまうと早いということでしょうか。
攻撃力が持ち味のチームには多いように、守備が課題であってそこから崩れてしまうパターンに陥ると脆いようです。

日本は守備に付け込むのが良いようですね!北京オリンピックでは越川選手や山本選手の強力サーブで相手に揺さぶりをかけて、自滅を誘っていきましょう。

1993年以降の対戦成績は日本の2勝11敗です。負け越していても、これはあくまでもデータですから気にしない!!

相手チーム・アメリカ編

男子バレーの世界ランキングで3位まで上がってきたアメリカチームの紹介です。去年のランキングでは5位でしたから、調子が上がってきたと言えると思います。
アメリカチームといえば、80年代を思い出します。イケメン揃いで、しかも強い。私は当時男子バレーが好きだったので、日本を破るアメリカを憎いと思いつつ、「かっこいい」と思ってもいました(笑)。
確かオリンピックでも80年代に2度頂点に輝いていると思います。
しかし、そこからチームは低迷。
2006年の世界選手権では、ベスト8にすら入れませんでした。これは相当の屈辱だったと思われます。

アメリカは、人気があるのがバスケとアメフトです。だから一般にその他の球技にはなかなか人気が集まらないからなのでしょうか、サッカーなども力が入っているようには見えませんよね。

アメリカはチームの再建をはかり、そしてうまくそれが的中しています。
昨年のワールドカップでは北京オリンピックの出場枠である3位には入れませんでしたが、世界ランキング1位のブラジルを下して4位に入っています。

なんといっても今のアメリカの強さはブロック力にあると思います。レシーブもしっかりしていて、軸がぶれません。
またプリディやスタンレーからの強力なサーブからはじまり、ブロックでしっかり決める。
これぞ男子バレーといった展開を見せる試合運びをします。

私が気になる選手はボールかな。ベテラン選手なんですが、見事に復活してきました。
荻野選手と同じで、チームをうまくまとめる要になっていると思います。
北京オリンピックでも、ぜひメンバー入りして欲しい選手の1人です。

ちなみに日本との対戦成績は、1993年以降日本の30勝44敗となっています。

相手チーム・イタリア編

北京オリンピックでの男子バレーの組み合わせが決まったわけですから、1次リーグの相手となるチームを少し分析しておきましょう。
・・・と偉そうなことを言ってますが、あくまでも私見ですから。怒らないでくださいね(笑)。

前にも書きましたが、現在の男子バレー世界ランキングでは10位です。でも、みなさん予想外に低い順位だと思われませんでしたか?
私は以前の強豪イタリアのイメージが強いので、ランキングにも驚き、またヨーロッパで彼らが出場枠を取れなかったことにも驚きました。

世界選手権で3連覇するなど、本当に強かったイタリアですが2002年の世界選手権でメダルを逃してしまってから低迷が続いたようです。
原因としては新旧交代がうまくいかなかったことが考えられています。
やはり3連覇など、怒涛のように勝っていったことで、そのメンバーを変えることが難しかったのでしょう。

また昨年のヨーロッパ選手権でもメダルをのがし、ヨーロッパ予選でもなんと7位と結果を残せませんでした。
監督を変更して、ラストチャンスに臨んだわけですが結果は見事全勝で1位通過でしたね。

1993年以降の大会で、日本との対戦成績は4勝16敗と大きく日本が負け越しています。この北京オリンピック最終予選でも負けましたから、現在は4勝17敗、ですね。

イタリアはここで再起をかけてくると思います。日本ももちろん同じ立場ですから、あの最終予選のような試合展開を期待したいです。
もちろん、最後には日本が勝つ!という形で、ですよ。

北京オリンピック組み合わせ決定

北京オリンピックのバレーボールの組み合わせ抽選会が6月11日に北京の体育館で行われ、男子バレーは、1次リーグがA組に決定しました。
A組は日本、イタリア、ブルガリア、中国、ベネズエラ、アメリカという6チームです。
ラッキーなのは、男子バレーの世界ランキング1位であるブラジルと2位のロシアという強豪がいるB組ではなかったことでしょうか。
しかし、もちろん厳しい戦いになることは間違いありません。
世界ランキングでいうと、日本は12位。そして日本より上位チームは、この組ではアメリカが3位でありブルガリアは4位です。
また世界最終予選で死闘を繰り広げたイタリアはランキング10位。ここまでが日本より上位チームです。
あとはベネズエラが20位、中国が21位と続きます。

日本の初戦は8月10日のイタリア戦です!なんだか因縁めいていますが、最終予選の借りは返さねばなりませんよね?
そして初戦で勝って、12日のブルガリア戦につなげていきたいところです。
あれだけ格上のイタリアと競り合えたのですから、またできない訳がありません。
続いて14日が中国戦、16日がベネズエラ戦、18日がアメリカ戦です。
イタリア戦に勝って、中国とベネズエラで星を落とさないようにしたいものです。
ベネズエラ戦では、日本は5連敗中なのですが、踏ん張るしかないっ!

なんとか上位に入って決勝リーグに進めるように、熱い夏に負けないパワーをぶつけましょう!
しっかり北京オリンピックでの男子バレーを応援しよう!

このガソリン高のなかですから、外に遊びにいくよりも今年は涼しいおうちで熱く北京を応援しましょうね。

植田ジャパン

最初に「○○ジャパンというのは好きではない」と書きながら、タイトルに使ってしまう私って・・・(汗)。
北京オリンピックの最終予選メンバーの紹介はしましたが、男子バレーと言えば植田監督!女子バレーと言えば柳本監督!監督の存在を忘れることはできませんよね。
そこで植田監督のことも少し述べておきます。
監督は新日鉄(現在の堺ブレイザーズ)でプレーをしていました。センタープレイヤーとして活躍していて、私もテレビで拝見したことがあります。
頭脳派、というイメージでしたね。
そしてバルセロナでは男子バレーの主将としてオリンピックに出場しています。そこから16年間男子バレーはオリンピックから遠ざかっていたのです。
現役を退いたあとは、やはり所属チームであった新日鉄を監督として率いています。
堺ブレイザーズに変更されたあとも、監督としてチームを底上げしてきました。
その実績が認められて全日本に招かれ、最初はジュニア、そして2004年からは全日本の監督に就いたのです。
結果、今回の北京オリンピックへの出場権をとりました!

もちろん、監督だけでチームを作れるわけはありませんよね。コーチやトレーナー、マネージャーらによって植田体勢は整えられます。

植田監督が重視したのが、データについてです。相手チームの詳細なデータをもとに、作戦をたてメンバーを決定し、そして勝つ!
やはり現在ではデータが重要ですものね。

北京では敵となる海外の強豪チーム。彼らはどんなチームなのでしょうか。
次は、北京オリンピックに参加するチームについて少し書いていきたいと思います。

最終予選メンバー

いよいよ北京オリンピック最終予選メンバーのラストです。

●17番:越川 優 こしかわゆう ウイングスパイカー サントリーサンバーズ所属 身長190cm
越川選手は岡谷工という名門から、すぐに実業団に入って活躍した選手です。鳴り物入りって感じでしたね。
なかなか安定した力が発揮できないことと、サーブレシーブが課題の選手でしたが、近年はだいぶ良くなってきていると思います。
しかし、この北京オリンピック最終予選でも後半は下げられることが多く、本人も納得できなかったのではないでしょうか。
真のスーパーエースになるためには、「ここぞ」という時にセッターから必ず任せられる。そんな安定感が必要だと思います。
あとはチームを牽引していく力、ですね。まだまだ彼はこれからなので、男子バレーの要となるように期待してみています。

●朝長孝介 ともながこうすけ セッター 堺ブレイザーズ所属 身長184cm
この最終予選でもスターティングメンバーではなかったけれども、最後にコートに立っていたセッターは朝長選手でしたね。
宇佐美選手のトス回しが単調になっていたとき、彼が入ったことによってリズムが変わったと思います。
特にセンターの使い方などが絶妙でした。かきまわした、という感じでしたね。
彼の試合後のコメントでは、アルゼンチン戦での最後は荻野選手にトスをあげることを決めていたそうです。
全日本に朝長選手が加入していらい、ずっと心の支えであり続けた荻野選手。これだけ他の選手に慕われている人はそういないのでは?
コメントで、「何のとりえもない僕を全日本に呼んでくれた監督に感謝しています」ということを言っていましたが、とりえがないなんてことはありませんでしたよね!
すばらしいトス回しだったと思います。

以上、男子バレーの勇者たちでした!

最終予選メンバー(ベテラン&若手)

どんどん男子バレーチームの紹介をしていきたいと思います。

●15番:津曲勝利 つまがりかつとし リベロ サントリーサンバーズ所属 身長183cm
言わずと知れた、全日本男子バレーの守護神ですね。JTサンダーズの酒井選手と代表の座を争っていますが、やはり彼がリードしているようです。
この数年間、重要な試合では必ず彼がリベロをしているようです。植田監督の信頼が厚い選手なのでしょうね。
津曲選手もアテネの最終予選メンバーでしたね。あのメンバーがコートに座り込んでいる姿。忘れられません。
サーブレシーブが苦手な選手のフォローもしつつ、自分の役割もきっちり果たす。決して派手に活躍するわけではありませんが、確実にセッターにかえしていきます。
私はこの選手をずっと応援しておりました。(笑)なので、北京オリンピックに出場できて本当に良かったです・・・・。

●16番:石島雄介 いしじまゆうすけ ウイングスパイカー 堺ブレイザーズ所属 身長197cm
本名よりも、「ゴッツ」というあだ名のほうがしっくりきますね!彼が乗ってくると、チームの中も明るくなります。
現在の清水選手たちのように、彼も大学生の時から全日本男子バレーのメンバーでした。
「ゴッツポーズ」も今回の北京オリンピック最終予選では有名になりましたね。しかし、やはり波があるのが厳しいです。チームのムードメーカーなので、彼には明るく決めてもらいたいものです。
サーブレシーブがやはり課題ですかね・・・。

最終予選メンバー(大学生)

今回、北京オリンピックの出場を決めた男子バレーの世界最終予選でのメンバーを引き続き私見で書いていきます。

●13番:清水邦弘 しみずくにひろ ウイングスパイカー 東海大学4年 身長193cm
荻野選手の高校の後輩でもありますね。福澤選手と同じ、大学生での全日本入りです。これからの男子バレーを背負って立つ人であることは間違いありません。
前回のワールドカップでも開幕戦でスタメンでしたし、彼にかける期待は大きいと思われます。
しかし、決め所でのサーブミスなどワールドカップでは反省点もみられました。そこを調整しつつ、日本のスーパーエースとして育って欲しいものです。
所属はどこになるのでしょうか。サントリーサンバーズだったら、荻野選手の下で色々教われそうですね。
ゴッツ選手と似たような、明るさのある選手だと思います。

●14番:福澤達哉 ふくざわたつや ウイングスパイカー 中央大学4年 身長189cm
清水選手と同じく、大学生です。福澤選手はワールドカップではメンバーからもれてしまいましたが、今回はベンチ入りも果たしました。
まだまだ実績がないので、若さなどでアピールしてワンポイントの活躍を期待したいです。
うまさもある選手だな、と思っています。
余談ですが、北京オリンピックの最終予選前に、社会人選手たちはプレミアリーグで戦っていましたから、清水選手と2人だけで合宿があったそうです。
とてもきつい合宿だったようですが、みっちり鍛えられて体も少し大きくなったとのことでした。

最終予選メンバー(サントリー&NEC)

男子バレーの北京オリンピック世界最終予選のメンバー紹介を続けます。あくまで私見ですから!

●8番:荻野正二 おぎのまさじ ウイングスパイカー サントリーサンバーズ所属 身長197cm
所属チームのサントリーや、全日本の主将であり大黒柱です。彼がいることによって、コートの中が一変しますね。
16年前のオリンピック参加メンバーであって、今回の北京オリンピックにかける思いは監督と同じくらい熱いものがあったと思われます。
なかなか寡黙な方のようですが、その背中を見て選手たちはついていったのではないでしょうか。
最終予選で男子バレーが出場枠をとる試合で、最後のポイントを決めたのが彼でしたね。監督も言っていたように、象徴的だったなあと思いました。
私もこの方につられて泣いてしまいました。本当に良かった・・・。

●11番:松本義彦 まつもとよしひこ ミドルブロッカー NECブルーロケッツ所属 身長193cm
ブロッカーとしては決して高い身長ではないですが、スパイク到達点が高い!!非常に高い身体能力で、瞬発力があります。
最終予選でも後半非常にいい仕事をしていましたね。

●12番:山村宏太 やまむらこうた ミドルブロッカー サントリーサンバーズ所属 身長205cm
齋藤選手と並ぶ、男子バレーの双璧です。ちなみに某番組でのあだ名は「ヤマコフ」(笑)。こういうの、誰が考えるのでしょうか・・・。
身長も高いですが、腕が長い!彼の速攻は、腕が遅れて出るような感じに見えてしまうので、相手が戸惑うのではないでしょうか。
朝長選手は、今回の予選でうまく山村選手のセンター攻撃とスパイカーの攻撃を組み合わせていましたね。

最終予選メンバー(ベテラン勢)

では、今回の北京オリンピック男子バレーの最終予選のメンバーがどういう顔ぶれだったのか、私見も交えながら書いていきたいと思います。
とりあえず、背番号順でいきます!

●1番:齋藤信治 さいとうのぶはる ミドルブロッカー 東レアローズ所属 身長205cm
いわずと知れた、日本が誇る「壁」ですね。某番組でつけられたあだ名、は「ノブコフ205」(笑)なんだかロボットみたいですね。
荻野選手などと並ぶベテランです。彼が入るとやはり落ち着きがでますね。山村選手とこの齋藤選手がブロックで飛ぶと、相当の威圧感があるのではないでしょうか。
今回の北京オリンピック最終予選でベンチ入りしていて、なんだかうれしかったです。

●5番:宇佐美大輔 うさみだいすけ セッター パナソニックパンサーズ所属 身長183cm
全日本の正セッターです。セッターながら身体能力に優れていて、多彩な技がしかけられます。前回のアテネ最終予選のときの、あの表情が忘れられない選手です。
今回はちょっと相手チームに攻撃パターンが読まれたり、また所属チームが同じ山本選手にボールを集めすぎてしまったところから後半は朝長選手と交代しました。
確かにもっと山村選手などを使った攻撃があってもよかったかな、と今回は思いました。

●7番:山本隆弘 やまもとたかひろ ウイングスパイカー パナソニックパンサーズ所属 身長201cm
いわずと知れた、スーパーエースですね!前回のアテネ前のワールドカップでは甘いマスク(死語?)もあって、ものすごい人気ぶりでした。
いわゆる男子バレーの星、って感じでしたね。
しかしもろいところもあって、本当に危なっかしい人だな、という印象でした。少し奢りも当時は見えた気がします。
アテネの最終予選の敗退で、戦犯扱いされていたのが彼でした。一時は引退も考えたようですが、植田監督のもと、復活を果たしました!!
越川選手や清水選手がまだまだ安定感に欠けるので、彼にはもう少し踏ん張ってもらわなければならないように思います。

熾烈なポジション争い

一般人としては、「全日本男子バレー」のメンバーに選ばれることだけでもすごいことですよね。
しかしいったん全日本に入ったからには、ぜひとも登録選手に選ばれたい。そしてベンチ入りの12人に選ばれたいというのは当たり前の心理ですよね。

今年度の全日本の男子バレーのメンバーは22名。そのうちウイングスパイカーは10名、ミドルブロッカーは6名、セッターは3名、リベロが3名という内訳になります。
そして今回の最終予選の登録メンバーは19名でした。ここですでに3名がふるいにかけられたわけです。
この19名が12人のベンチ入りをめぐって熾烈な争いをおこなったのですね。

前にも書きましたが、植田監督の行う合宿は過酷なものだったようです。
そのなかで、監督が望む日本のバレーをしてくれる最上のメンバーを選んだのでしょうね。

結果、残ったのはウイングスパイカーは6名、ミドルブロッカーは3名、セッターは2名、リベロは1名。
約半分のメンバーが生き残ったのです。
この12名が今の男子バレーの頂点ですよね!いうなれば、リベロは1人なわけですから「日本ナンバーワンリベロ」と植田監督は考えているわけです。
そしてスパイカーのうち2名は現役の大学生です!これは超エリートですよね。
以前の「ゴッツ」こと石島選手もこのような形で全日本に呼ばれていました。大学生から日の丸を背負う。こんな名誉なことはありませんよね!

しかし北京オリンピックの切符を手に入れることが最終目標ではありません。
植田監督も言っているように、オリンピックのベンチがこのメンバーであるとは限らないのです。
これからまた、全日本のメンバーは8月の北京オリンピックに向けて熾烈なポジション争いを続けるのでしょうね!

ワールドカップ2007と比較して

男子バレーは最終予選で北京オリンピックの切符を手にしました。しかし、みなさんは昨年のワールドカップ2007の試合を覚えていますか?
昨年の2007年11月から行われた12チームでのワールドカップ。北京オリンピックの出場枠もかかる大切な大会です。
ワールドカップはバレーボール界においてはオリンピックや世界選手権とならぶ三大大会です。
そしてオリンピックの出場権を争うということから、オリンピック開催の前年に行われます。

その大会で日本は、9位でしたね。そして1位はブラジル、2位はロシア、3位はブルガリアでこの3カ国がオリンピック出場を決めたわけです。
その強さときたら、本当に圧倒的でした。
日本以外の試合で、1位と2位の戦いであったブラジルとロシア戦なんかは、バレーボールという球技のすごさを見せつけられた試合でしたね。
ブラジルとアメリカ戦もすごかった。
そんななかでブラジルから1セットはとったものの、日本のバレーはうまく機能しきれていないように感じました。

何がワールドカップでの日本では足りなかったのか。スーパーエースの山本選手が肩痛を押してがんばりを見せたが、「ここぞ」というときにしっかり決められるエースがこのときにはいないように感じられました。
そして課題としてはサーブレシーブ。ここから崩れることが多く、リズムに乗り切れなかったように感じました。

その点と比較して今回の最終予選も、山本選手ががんばったけれどもやはり越川選手には少し物足りないものを感じましたね。
清水選手とともに、これからの男子バレーを背負うエースとなるべき存在なのですから、8月の北京ではエースとしての踏ん張りを期待したいです。
サーブレシーブについては、うまく連携は取れているかと思いました。しかしやはり課題は残りましたね。

その穴埋めをしっかりして、北京オリンピックの舞台へ立ってほしいものです。

北京オリンピックの出場枠

オリンピックの各種目は、どのように出場枠が決まるのでしょうか?各々によって違うでしょうが、男子バレーについてはこのようになっています。(女子も同じ)

●オリンピック開催国(中国)
●ワールドカップ2007上位3チーム(ブラジル・ロシア・ブルガリア)
●5大陸予選1位チーム
北中米大陸(アメリカ)、南米大陸(ベネズエラ)、アフリカ大陸(エジプト)、ヨーロッパ大陸(セルビア)、アジア大陸(日本)
●世界最終予選通過国
日本、ドイツ、ポルトガルで行われ、上記の大会でまだ枠をとっていない国で世界ランクの上位チームが争う。3チームが枠を獲得。

以上、12チームで北京オリンピック男子バレーは争われます。
いずれにしても狭き門ですね!今回の世界最終予選はアジア大陸予選も兼ねていたため、日本はアジア枠で出場できます。
しかし驚くほどの強豪がまだ北京オリンピックの枠を獲得していなかったのだなあ、と思いました。
例えばイタリア。そしてアルゼンチン。いずれも、過去の大会において上位に入っているチームですよね!
しかし、この2カ国の事情を見てみると、いずれも似たような状況になっているようです。
強かった過去に固執してしまい、選手の若返りが図れなかったのだそうです。
確かに強い選手は残したい。だからベテランになっても使い続ける。
しかし、そうなると若手が育たない・・・・ジレンマですね。

日本はそんなことはありません。ベテランである荻野選手などと、若手の清水選手などがうまく交じり合っている。
こういう選手層の厚さも、今回の北京オリンピックの出場につながったのでしょうね。

北京オリンピックへの長く険しい道のり2

負け続けたり、自信を失った男子バレーの選手たちの「やる気」を再び引き出すことは並大抵のことではありません。
「どうせ俺たちは」のように、自分たちで力を決めてしまうのですね。
その自信を北京オリンピックの枠を獲得させるために、どのように取り戻させるのか、難しい仕事だったと思います。

有名なところでは、プロ野球の阪神タイガースは少し前までは優勝なんて程遠いチームでしたよね?
それが野村監督がチーム力を底上げしたこともありますが、星野監督に変わってから驚くほど強くなりました。
元々の資質は、プロ野球選手ですからみんなあります。なのに、なぜ弱かったのか。そしてなぜ強くなったのか。
それはやはり選手に自信をつける、ということだったと星野監督は話していました。
「俺たちは強い。勝てる。」こう思わせていくことで、チームは驚くほど強くなりました。もちろん、それは選手とのコミュニケーションや監督とコーチの強力なタッグがあってのことです。
全てのバランスが噛みあって、強力な選手補強をしなくても阪神タイガースは強くなったのです。

まず植田監督は徹底的に選手を鍛えあげたそうです。
身体面では、選手がけいれんを起こすほどの過酷な練習をおこないました。そして、メンタルの面では甘えを許しませんでした。
負けても笑顔の選手や、全日本という看板を背負うにふさわしくない選手は、起用をやめました。
あのパナソニックの山本選手でさえ、しばらく全日本には呼ばなかったほどです。

そのような指導方針は徐々に実を結び始めます。
1年目はアジア選手権優勝。2年目は世界選手権ベスト8という目標はクリアできました。

そしてワールドカップを経て、4年目の今年、ついに北京オリンピックへの切符を男子バレーは16年ぶりにつかんだのでした。

北京オリンピックへの長く険しい道のり1

男子バレーはオリンピックになんと16年間も出場できていません。1992年のバルセロナ以来、出場権が獲得できなかったのです。
それは暗黒の時代でした。
今回のチームを率いる植田監督がまだ選手時代、主将をつとめて出場したオリンピックがバルセロナだったのです。
そして荻野選手もチームにいました。
それ以来北京オリンピックまで16年間。本当に苦しい時代だったと思われます。

女子のバレーも、「つなぐ」よりもパワー重視になっていますが、それでもまだ男子よりは「つなぐ」バレーが目指せます。
しかし、男子バレーは圧倒的なパワーの時代になってきました。
体格的にも比較的不利な日本をはじめとしたアジアのチームには、やはり欧米チームの背の高さ、力の強さはありません。
そして手の長さやバネを使ったパワーバレー。
それになかなか対応できなかったのではないでしょうか。

2004年に監督に就任した植田監督は、男子バレーのこの状況を危機的に捉えていたに違いありません。
自分たちでオリンピック出場を終わらせてはならない。
外国人監督も考えられていたその時に、植田監督は自ら立候補されたそうです。
負の連鎖を断ち切りたい。そんな思いだったのではないのでしょうか。
惨敗したアテネオリンピック最終予選後の日本男子バレーの建て直し。誰もがやりたいと思う仕事ではありませんよね。
それでも植田監督はなんとしてでも男子バレーを北京オリンピックへ行かせたい、その思いだけで選手を引っ張ってきたのではないでしょうか。

祝!男子バレー北京オリンピック出場!!

やった!やった!!!おめでとう、男子バレー植田ジャパン!・・・って何でも「○○ジャパン」ってつけるのは好きじゃないのですが、わかりやすいから使ってしまいました(笑)
皆さんはテレビで観戦されましたか?ワールドカップであんなにやられたオーストラリアに、まさかまさかのストレート勝ち。
この段階でやっと「もしかして北京オリンピックに行ける?」と私は思ってしまいました。
失礼ながら、北京オリンピックも無理なのでは、と考えてしまっていたのです。
前回のアテネでは、やはり最終予選でオリンピックへの切符を逃しました。
あの当時はめちゃくちゃ男子バレーを応援してましたから、それは残念で。その反動で、あまり期待しなくなっていたのです。
しかも、この「FIVB北京オリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選」という大会の初戦、イタリア戦。
マッチポイントをにぎりながら、7連続失点。そして敗戦。
「これは北京もマズイ逃すかも。」と思われる初戦でしたしね。

いや、それなのによく跳ね返した!前回よりは格段に精神的にも強くなったな、と感じました。

世界ランキング6位と格上のアルゼンチンにもフルセットで勝ち、最終戦を待たずに出場権を獲得しました。
勝利の瞬間のメンバーやチームの喜びようと言ったら(笑)
植田監督のあのコートへの倒れこみはすごかったですね!でも、それだけの思いがこのオリンピック出場にはつまっていたということでしょう。
荻野主将の涙に、私も思わずもらい泣き(涙)

本当におめでとうございました!
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。